最新:TJ 芸術空間



要旨
2012年から使用されなくなる岡山後楽館天神校舎を、『TJ芸術空間』に。代替場所として:丸の内2−4のアイサワ工業を、『AK芸術空間』に。

後楽館天神校舎:


アイサワ工業:



理由
岡山市は今岡山後楽館天神校舎の再利用を考えている
この校舎を『芸術空間』に変え、そこで
アートの制作・展示販売をする空間にあてるのが最も理想的ではないだろうか。この創造性豊かな環境は芸術家たちの感性に光をあて、また訪れる人たちの心を引きつけるだろう。立地的にも校舎がちょうど岡山県立美術館と岡山市立オリエント美術館に挟まれる形になるため、芸術空間として再生すれば、周りとの調和も補充性も取れるのではないだろうか



代替候補地として、 丸の内2−4のアイサワ工業の工場も適切であろう:



説明
岡山県立美術館と岡山オリエント美術館を理想的に引き立てる芸術空間
『TJ芸術空間』は岡山県立美術館 や 岡山市立オリエント美術館との間で、観光客の取り合いにはなるどころか、両美術館との補充性が高いだろう。この芸術空間を利用して、芸術家たちが造り出す現代アートの紹介やその販売にあてる事が出来れば、ただの観光地散策とは異なる、見飽きた日常とはかけ離れた、アート独特の空間の中でのんびり作品の鑑賞をしたり、ショッピングをしたりすれば、観光客たちの購入意欲もそそられるだろう。また芸術に親しみながら、『TJ芸術空間』館内のカフェで食事もお茶も楽しむことができる。皆の人気スポットにも成りうるのではないだろうか。

そして、岡山県立美術館と岡山オリエント美術館のどこか堅い、またもう既に完成しきっている芸術とは違い、創造中のアート・スペースには独特の雰囲気が生まれるだろう。創造性をかき立てる、躍動感溢れる空間は、今までの古い寂れた観光地とは違い、訪れる人の心に何か語りかけるだろう。また芸術とは縁のない人でさえ、手軽にアート鑑賞が出来るので、芸術家たちだけでなく、幅広い層の人たちの人気スポットになるだろう。そしてアートの展示も入場料などはほとんどのギャラリーで取らず、簡単に出入りが出来るようにすれば、他の美術館のように堅苦しくない、むしろ、直島アートサイトのように、お客さん自身の創造感が奮い起こされるだろう。そのアート空間の中でのショッピングは、デパートの商業化された雰囲気での買い物と違う発想を持ちながら楽しむ事ができ、しいてはそれに伴う収入も見込む事が出来る。この校舎はほぼそのまま再利用して、ほとんど改装を必要としないだろう。そして、芸術家たちが集まればすぐに始める事が出来るのでとても手軽であろう。アート・スペースは、カルチャーゾーンの中心に今までなかった文化生活を生むだろう。

最小限のコスト
芸術空間なら後楽館天神校舎の改善に高いお金をかける必要はなく、建物をほとんどそのまま利用出来る。芸術家たちは想像力を発揮し、校舎の既存の特徴を直接機能性から芸術性に上手く向け直し、建物を低いコストで美化できる。この機会に寄って後楽館天神校舎は建物をそのまま残しつつ、ユニークな場所になるだろう。

後楽館天神校舎模型:




芸術空間のモデル:北京798
北京798 は昔工場だったところを利用してギャラリースペースに作り替えられた。大掛かりな改装や工事を必要とせず、賃借している芸術家たちによって既存の空間を上手く利用して、自分たちの作品のスタジオやギャラリーを造り出した。その場所は近年地元民や観光者にとても人気のあるスポットとして取り上げられ、スタジオやギャラリーだけでなくお店やカフェやレストランで賑わっている。798は北京という大都市の中の大規模な芸術地区だが、岡山でもその場所なりの規模と、スタイルでカルチャーゾーンの中心に同じような芸術空間を作る事が可能だろう。

北京798:










普通芸術家たちが自分のギャラリーを持つ際には、お客さんを呼び込むのが非常に難しい。それに、予算的な関係もあるため、町の中心から少し離れた場所にポツンと一軒たっているだけでは、時間に制限のある観光客たちはわざわざ興味があったとしてもそこには立ち寄らないだろう。だが、あちこちに散らばったギャラリーをカルチャー・ゾーンの中心の芸術空間に集めれば、お客さんを呼び込みやすく、お客さんが一軒一軒すべてのお店は気に入らなくても自分の好きなお店を見つけることだできるだろう。地元商店街やデパートでお土産などを買うのもいいが、芸術空間という特別な場所は単なる『買い物』を超えた芸術感覚で物を見る事が出来、客の購買意欲を上手く刺激するだろう。



イベント空間
美術や躍動感が溢れている芸術空間はきっと人気のあるイベント・スペースになり、もう一つの収入源れになるだろう。


歳入
岡山市は芸術空間の部屋を貸し出してその歳入を得る。その歳入はプライベートイベントに加え、作品の販売やレストラン、その他のお店の収入が主になる。当分は、校舎の元教室を最小限の賃借料(プラス光熱費と経理費)で貸し出し、芸術空間の名前が広がることにてれて、賃貸料を徐々にその需要に応じて値上げするのがいいだろう。 本館のギャラリーは原則として無料に入室できるが、別館では有料の展示ホールがもう一つの収入源になる。


利益
『TJ芸術空間』 は岡山カルチャーゾーンに様々な利益を与える:
* 地元民と観光客向けの独自の行き先になる
* 岡山の 芸術家コミュニティ中心地として、その作品や展示の理想的な設置場所になる
* 県立美術館そしてオリエント美術館を理想的に補完する
* 他とは違ったイベント空間になる
* 岡山城と旭川を眺めながらのレストランやバー
の新しいスポットになる
* 岡山市の歳入源になる


後楽館天神校舎をもっと近くで見てみよう

本館(60以上のギャラリーまたは店舗が貸し出しできる):


別館(有料展示ホールに相応しい):


城下筋に向かって:


校舎の屋根から、岡山城と後楽園を臨む事が出来る(カフェに最適!):



校舎の裏側からも、小さな稲荷神社が審美的な雰囲気を加える:




アイサワ工業をもっと近くで見てみよう
芸術空間の代替候補地として、 丸の内2−4のアイサワ工業の事務所ビルも適切であろう。建物は今現在使用されていないようだ。 ニューヨークの SoHo、ロンドンの Tate Gallery、または北京798と同じように産業後 (post-industrial) の雰囲気は芸術家たちには絶好の都会的なギャラリーになるだろう。カルチャーゾーンの中心にあり、二の丸城壁の向いにあるため、位置も最高である。

アイサワ工業:




アイサワ工業はすでにアートっぽいであろう:




アイサワ工業 は北京798が魅了された、産業後の雰囲気を醸し出している:







元内山下小学校からアイサワ工業への見晴らし:



名称提案:『TJ芸術空間』または『AK芸術空間』
芸術空間の名称は798のように、短く、独自で、言いやすくて覚えやすいのがいいだろう。私は『TJ芸術空間』(もし天神町の後楽館校舎なら)、そして『AK芸術空間』 (もし元アイサワ工業なら)を提案したい。この名前は天神町"TJ" やアイサワ "AK"を自然に略したもので、県内外の人に広く親しまれるだろう。堅苦しい響きのする『岡山市立芸術空間』などは、避けるべきであろう。

省略された『798』の名称は独自で、親しみやすく、分かりやすい:



北京798の入り口にある案内板(ギャラリーやお店、カフェの名前が記されている) :


TJ 芸術空間の案内板がここにあったら? 想像してみよう:



他の北京798の写真で結ぼう:





















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